濃州刀剣工房 通販カタログVol.25
A114 ★委託品 定価  550,000円
( 月々36回払いの場合 18,800円
無銘(伝 浜部寿行)
外装 茶正絹巻朱塗雲文図入り鞘(太刀拵)、白鞘
法量 長さ65.7cm 反り1.2cm 目釘穴1個
元幅30.9mm 元重6.3mm 先幅24.0mm 先重5.0mm
形態 表:鵜首造 裏:切刃造 金具 銅地唐草文図
地鉄 板目 銅地無文
刃文 細直刃に互の目乱れ 目貫 山銅地龍図
鋩子 乱れ込み 刀身の重さ 565g
生ぶ 武蔵(東京都)
鑑定書 日本刀剣保存会 時代 江戸時代末期(安政頃)

★差表は鵜首造、差裏は切刃造の異風な造込みで、板目鍛えに黒っぽい地鉄が混じる本作に、日本刀剣保存会は浜部寿行の作と極めを付けています。浜部寿行は因幡国(現在の鳥取県)の生まれといいます。美濃伝を得意とした日置兼先の高弟であった浜部寿格に弟子入りし、江戸北方の青梅街道の宿場町、鳴子宿にて、一門とともに作刀に励んだと伝えられています。本作は、南北朝時代の大切先、大磨上の古刀を模倣した作品で、身分の高い人物からの注文品であったと思われます。江戸時代末期当時の銅地の太刀金具で纏められた太刀拵が付属した優品です。